コラム

基礎練習は侮れない

2度目のドラムネタになります(笑)

 

昨年11月の終わりにライブをしました。でも、自分にとってここ数年で最低の出来だったんです。

何度も演奏している曲でも信じられないようなところでミスを連発。

自分でも情けなくなるくらいの出来でした。

こうなってしまった原因は、考えるまでもなく練習不足です。

趣味とは言っても、やるからには上手になりたいという思いがあって練習していますが、今回は仕事を理由に甘えてしまったところがあったようです。

 

そして先日、次のライブに向けてメンバーが集まってスタジオ練習してきました。

これまでの練習不足とお正月休み(?)もあったので、今回はこまめに練習して行きました。

毎日とはいかないまでもできるだけ欠かさず30分~1時間程度。

基礎練習が大好きな私は、しっくりくるまで同じリズムを5分でも10分でも叩き続けます。

こういうことを続けていると、演奏の精度が上がるだけでなく、重心が狙った位置で安定する、変に力んでいたことに気付いて修正できる、などいろんなことに気付けます(マニアックですいません)。

 

練習の甲斐あって、今回のスタジオ練習はかなり納得のいく出来でした。

複雑なフレーズを叩いてもリズムが乱れずきれいに流れていくし、ほかの楽器との絡みも良くなって全員の出す音がガチッと一つの塊になって突き進んでいく感覚になります。

 

なかなか気分爽快です。

 

やはり、練習を続けていると頭だけでなく体も感覚が研ぎ澄まされていくんだということを改めて思い知らされました。

 

特に、基礎練習は侮れないですね。これを疎かにしているとある時点で技術の土台がぐらついていることに気付きます。それくらい重要だと思っています。

 

では、社長にとっての基礎練習って何でしょうか?

社長の仕事は色々ありますが、一言でいうと「意思決定」ということになります。

もちろん中小零細企業の場合、社長も現場仕事をされることが多いでしょう。でも、それは本来社長の仕事ではありません。ですのでここでは除外して考えます。

 

社長の仕事が「意思決定」であれば、基礎練習は「精度を高めるための日頃からの準備」だと思います。

 

・意思決定に際して大きな方向性を誤らないために、理念・方針をしっかり考えておく

・時流を逃さないように、経済や業界の動向に精通しておく

・意思決定にあたって選択の幅を広げられるよう、人脈を作っておく

・適切な判断材料とするために、社内リソースを正確に把握しておく

・ここぞという時のために、直観力を鍛えておく

・重要な事項に絞って意思決定できるようにするために、組織を構築して役割分担する

・冷静に意思決定できるよう、仕事から離れてリフレッシュする時間を設けておく

 

といったところでしょうか。

そのうえで、

・意思決定を実行できるようにするために、質の高い強力な組織をつくっておく

 

こうしてみると、社長の仕事は従業員のそれとはかなり異なることが分かります。

自身でお金を投資して、とてつもない責任を負っているのですから、鋭い決断ができるよう日頃から準備しておきたいものです。

 

- 大村剛史

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