コラム

どうやって不安に対処するか?

これまで会社を経営してきて、一度も不安感に襲われたことがない、という人は多分いないと思います。

中小零細企業の場合は、もともとリソースが少ない中で戦っているので、心配の種が尽きないというのが実際のところですよね。

 

でも、ちょっと冷静になって考えてみると、不安には2種類あると感じています。

 

1つは、悪いことが起きるのが分かっていて、どうしよう?という不安

もう1つは、先が見えないことに対する漠然とした不安

 

1つ目については、対策は2つあると思います。

回避できる可能性が残っているならとことんまでやってみる。

回避できないのなら、影響が最小限にとどまるように後処理対策を用意しておく。

 

そう考えると、この問題に対してあまり不安に駆られていても仕方ないと思えてきます。

こうなるということが分かっているのだから、不安に感じる暇があるんなら、対策を考えたほうがいいということになります。

その対策が分からないから不安なんだ!という声が聞こえてきそうですが、そこをお手伝いするのも我々の役目です(宣伝になってしまいました)。

 

 

先が見えないことに対する不安には予測で対処する

 

で、2つ目。

これは確かに不安です。

最近話題の富山市議会議員も政務活動費を不正受給した理由として「将来が不安で(ついついやってしまった)・・・」と言っていました。

同じようなことをかつて野村沙知代が言っていたのを思い出しました。脱税事件を起こしたときです(古すぎてすいません!)。

 

それほどまでに、先が見えないことは不安です。

 

これに対処する方法は、できる限り予測する、ということに尽きます。

経営に関していうと、計画を作るということになります。

こういうとよくある反論として、

「計画なんか作ってもその通りに行ったためしがないんだから、意味がない」。

 

確かに、計画通りに行くことはなかなかありません。

でも、計画を作ることの本質は、計画通りに達成するということではないのです。

 

計画を作るときには、自社のビジネス全体を改めて考える必要があります。

その時に、目標を達成する上での障害と、それを乗り越えるための取り組みについて考えることになります。

当たり前ですよね?それを乗り越えられないと目標を達成できないんですから。

 

そこにこそ、計画を作ることの価値があるのです。

 

アメリカの元軍人で、第34代大統領のアイゼンハワーはこう言っています。

「私はいつも、戦闘のための計画を立てながら、計画自体は役に立たないと感じてきた。

 しかし、立案は必要不可欠である。」

 

不安をゼロにすることは恐らく不可能です。

でも、その不安を少しでも減らして、なおかつ成長に向けた具体的な動きができたら、、、

 

そこから先に見える景色は全く違ったものになると思いませんか?

 

計画を作って不安に対処したい方はアセントリード株式会社へご相談ください

 

− 大村剛史

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