コラム

強い意志

クライアントの社長と急遽打ち合わせをしてきました。

少しだけのつもりだったのが、気が付いてみると4時間近くも話し込んでる。。。

 

今月は最終的に売上○○まで行くと思います。

そうすると決算はどんな数字になりそうですかね?

来期、△△事業部の売上・粗利はこれくらいくと見ているんですが・・・

この業務がめちゃくちゃ増えてるんで、人員体制をどうするべきか悩んでるんです・・・

 

等々、話は尽きることなく、真剣そのものでした。

 

こうした検討には数字を確認しながら進めることが重要なのですが、今日のテーマはそこではありません。

 

その社長、数年前までは

何か問題が起こったりすると従業員と一緒になっててんやわんやになっていた。

自分に時間があると、従業員の仕事を手伝ったりしていた。

なんとなく目標を立てているだけなので、ちょっとしたことですぐ方針を変えていた。

 

こういうことってあなたにも当てはまるところはないですか?

一見すると、従業員思いの優しい社長、問題に対してすぐ対応してくれる社長、というふうにも見えます。

確かにそういうことが大事な場面もあるのですが、、、

 

その社長、今は

会社全体の大きな方針はよほどのことがない限り貫く。

ブレない。

 

こちらのほうが圧倒的に重要です。

会社の中に一本の筋が通ります。太い幹ができます。

そして、そういう社長に対して社員は安心感を持ちます。

そのクライアント先へ伺うと感じますが、以前と比べて雰囲気がピシッとしています。

 

ただし、これを貫くためには強い意志が必要です。

目先のことを考えると方針を変えてしまおうかという衝動に駆られます。

でも、大抵の場合、一時の苦しみから逃れるため、楽な方に行きたいため、ではないでしょうか。

そういう衝動に打ち勝つための大前提として、これだけは言っておきたいと思います。

 

方針を決めるまでに徹底的に考え抜くこと

 

従業員と面談して考えを聞く、

役員同士で飲みながら本音で語り合う、

私を呼び出して一緒に考える、

そして最後は一人で考える。そして決断する。

 

社長は孤独だといわれる所以ですが、それが社長の役目なんです。

従業員がやる仕事を代わりにやってあげるのが役目ではありません。

その代わり、会社の業績が伸びれば思い切り役員報酬を増やせばいいんです。

 

私は、自分のビジネスに対してとことん真剣に考える、責任(役目)から逃げない社長にとことん寄り添い、少しでも不安を取り除きたいと思っています。それもコンサルティングという仕事の重要な要素だと思っています。

 

今日の打ち合わせを終えて、改めてそんなことを感じたのでした。

このクライアントの来期の動向がとても楽しみです。

 

途中からヒートアップしてしまいました!

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