コラム

粗利はとっても重要

今回は、粗利について考えてみます。

 

ひとことで言ってしまえば、粗利はとっても重要です。

どんなに売上を上げても粗利が0円であれば売っている意味がないですし、
売上が少なくても粗利が十分にあれば利益獲得の面からは問題ありません。

 

まずは売上がないことには何も始まらないのですが、
とはいえ、粗利が低いと頑張って売上を上げても報われません。

 

私はかつて営業の仕事をしていたので、売上を上げる=契約を締結することの大変さはよく理解しているつもりです。

そんな私がこう言ってしまうのは気が引けるのですが、

「売上は粗利を稼ぐための手段」

なのです。

 

粗利は「額」「率」の両方を必ず見てください。

粗利額が少なくても、粗利率がよければ、売上高の少なさに問題があるということです。

逆に、粗利額が多くても、粗利率が低ければ、やはりこれも問題といわざるを得ません。

この場合は薄利多売の商売をしているので、手間ばかりかかって効率よく利益を生み出せていないということになるのです。

 

私はクライアントさんに対しても粗利率は特にこだわるよう話しています。

1%の粗利率改善がどれ程の効果を及ぼすかをよく理解してください。

例えば、年商10億円の企業で粗利率が1ポイント高くなると、それだけで利益は1000万円増えるのです。

 

粗利率の改善には、値上げと原価低減の2つの方向性が考えられます。

 

まず、値引き販売は大企業が取る手法です。消耗戦なので、体力があるものが勝つのです。

中小零細企業は値引きではなく、高単価を目指して顧客に大満足を与えられるだけの価値を提供しなければなりません。

 

そして、原価低減も継続的に進めていく必要があります。

仕入先と一緒に考えてみたり、製造業であればいかにして効率的に生産するかという視点が重要です。

 

結局、粗利率を高めるためには、ひたすら創意工夫することです。

商品自体の価値を高める

付加的なサービスを追加する

商品や企業イメージを高める

など、あらゆる工夫と努力の結果が粗利率に表れます。

 

 

中小企業実態基本調査のデータを集計し、粗利率を業種別・年商別にまとめてみました。

自社の粗利率と業界平均とを比較してみて下さい。

 

売上高総利益率

 

業界平均よりも低い場合、まだまだ工夫の余地があるというケースが多いです。

業界平均よりも高い場合、おめでとうございます!

効率よく利益を上げられています!

そして、さらに上乗せできないか考えてみましょう。

 

このような比較を通して自社の位置を把握してください。

 

頑張っていきましょう!

 

 

− 大村剛史

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