コラム

調達かリスケか

資金繰りが苦しくなってきたとき、当面の難局をしのぐためにどうするか?

利益体質に変えていかなければならないのですが、それには少し時間がかかる。

となるとやはりどこかからお金を調達しようということになります。

 

ただ、借りられるのであれば借りておこうと安易に判断するのも考えものです。

 

借りるということは当然返済があるわけです。

これまでに受けた融資の返済もあるわけで、そこへさらに上乗せして返済したら資金繰りはどうなるのか?

 

他の条件は何も変わらないとすると何ヶ月先まで資金は持つのか?

といったことはシミュレーションしておきましょう。

 

 

調達するかリスケジュールするか?

 

あらたに調達しても返済負担が重すぎると感じるのであれば、リスケジュールを検討するのもアリだと思います。

さまざまな制約を受けることにはなりますが、借入残高が増えるわけではありません。

返済額を一時的に抑えることで、経営改善までの猶予期間を得られます。

 

調達かリスケか。

自社の状況と資金繰りをしっかり見直して、冷静に判断してください。

 

− 大村剛史

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